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ホームページのSEOにページ速度は関係ある?検索上位のページ速度傾向調査

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自社ホームページのSEO対策に苦心されているWeb担当の方も多いかと思います。

SEO対策の手法はいくつかありますが、その中でもメジャーなもののひとつとして「ページ速度の改善」が挙げられます。

 

ページ速度の改善にあたっては、GoogleのPageSpeed Insightsというツールを用いるケースが多いです。

ホームページの速度の目安スコアがわかり、速度を改善する方法も提示してもらえます。

・PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

 

しかし、施策方法は多岐に渡ります。施策を行ったとしても、どの程度改善されたのかホームページの速度を再度検証する必要があります。

あまり改善されていない場合は別の施策を試して、再度検証して…と、多大なコストが発生する可能性もあるでしょう。

改善施策の実行と検証を何度も繰り返していくうちに「ここまでコストをかけてまでページ速度を改善する意味があるのだろうか」と考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ページ速度の改善の意義を考える上では、SEOにどの程度効果が見込めるのかがポイントとなるでしょう。

そこで、今回はホームページの速度がどの程度SEOに効果を及ぼしているのかを検証するため、検索上位にある(≒SEOで高い評価を受けている)ホームページの速度傾向を調査しました。

ぜひ参考にしてみてください。

 

ホームページ速度の計測条件

今回検索上位にあるホームページ速度を調査するにあたり、下記の条件で実施いたしました。

  • 実施期間:2021年9月16日
  • 検索語句:「ホームページ制作 東京」
  • 調査した順位:上位1~8位
  • 調査ツール:PageSpeed Insights
  • 調査ページ:検索結果のランディングページ
  • スコアのデバイス:モバイル

 

ホームページの速度傾向結果

調査の結果、下記の通りとなりました。

検索順位

スコア

1

39

2

47

3

83

4

43

5

6

20

7

37

8

28

※5位のサイトはスコアが不明との表示でした。

※調査時の検索順位、スコアです。

 

PageSpeed Insightsのスコア目安

PageSpeed Insightsのスコアは点数が高いほど高い評価で、ホームページのページ速度が速い判定がなされていることになります。

  • 0~49:悪い
  • 50~89:改善が必要
  • 90~100:良い

 

結果から考えられる傾向

1位表示のページは2~4位に比べてスコアが低い、つまりページ速度が遅いと認識されている結果となりました。

最も高いスコア、速度が速いと判断されたページは3位でした。

 

以上のことから、少なくとも本調査においては、

 

  • スコアが高い=ページの速度が速いと認識されることが上位表示≒SEOで高い評価を受けるとは限らない
  • スコアが低い=ページの速度が遅いと認識されることが下位表示≒SEOで評価を受けないとは限らない

 

ということがわかりました。

なお、検索順位は日々変動し、スコアに関しても実施する環境等で変動するケースがある点はご留意ください。

 

ホームページ速度はGoogleの評価に影響しないのか?

では、ホームページの速度はSEOの評価にあまり影響しないので、一切気にする必要がないのかというとそうではありません。

 

Googleの評価基準にページ速度は含まれている

Googleは目指すべき検索エンジンの形として一貫してユーザーファーストを掲げています。

繰り返すアップデートの大きな目的はユーザーがより使いやすい、ユーザビリティの高い検索エンジンにすることにあります。

 

ユーザビリティに対するページ速度の重要性に関しては度々言及されており、2013年時点でページ速度を改善するための指標を公開、2018年にはモバイル検索のランキング要素にページの読み込み速度を使用する旨を提示しています。

近年ではページの読み込み速度を定量化した基準をランキング要素に追加しています。

 

・参考:Googleウェブマスター向け公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2020/06/evaluating-page-experience.html
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
https://webmaster-ja.googleblog.com/2013/08/making-smartphone-sites-load-fast.html

 

つまり、GoogleのSEO評価基準にページ速度は含まれているということになります。

 

ホームページに掲載しているコンテンツの見直しも必要

一方で前述の内容はあくまでもユーザーのホームページの使い勝手に限った内容です。

Googleの評価軸にはホームページに掲載する情報に対して専門性・権威性・信頼性も含まれています。

 

ホームページに掲載されている情報の信頼量が少なかったり、別のホームページからコピーした情報で信頼性が低いと判断されたりした場合は、Googleに評価されない可能性もあるでしょう。

 

ユーザーの使い勝手はもちろんですが、SEO対策を行う上ではホームページに掲載しているコンテンツの見直しも必要です。

 

ホームページのCVRにも注意しよう

ホームページの速度が遅い原因のひとつに画像を多く使用しているケースがあります。

画像が多い分、読み込み速度が遅くなってしまうためです。

 

この場合、掲載している画像を減らすことでホームページの速度が改善される可能性はありますが、ホームページのCVR(コンバージョン率)は低下する恐れもあります。

 

例えばホームページに写真付きのお客様の声を多く掲載していたとします。

 

写真を削除するとページ速度は改善するかもしれませんが、お客様の声の情報は文章のみとなってしまいます。

 

写真付きと文字のみとを比べると、ユーザーにとって信頼できる情報は前者でしょう。

もしホームページのCVRが高い場合、写真を削除することで低下してしまうかもしれません。

 

ページ速度の改善を優先するあまり、ホームページからのお問い合わせ数が減少しては元も子もありません。

ホームページの速度改善に限らず、なにかしらの施策を行う場合は、ホームページからのお問い合わせやユーザーの閲覧状況も加味した上で行うようにしましょう。

 

SEOだけではなく様々な可能性を探ろう

検索上位にあるホームページの速度の傾向調査結果をご紹介いたしました。

調査内容に限っては、速度と順位の相関性はあまり見られませんでしたが、かといって一切関係ないとも言い切れません。

Googleは様々な要素で評価を行っていますので、総合的に判断してSEO対策を行う必要があるでしょう。

 

また、昨今ではGoogleのアルゴリズムのアップデートも頻繁に行われているため仮に検索上位に表示されたとしても、すぐに順位変動が発生して安定した順位を獲得することも難しくなっています。

 

このような状況下においては、SEO対策にかけたコストに見合った成果が出るとも限りません。

 

Web上で集客を行うための施策はSEO対策以外にもさまざまな方法があります。

様々な可能性を探り、Web上で集客を行うようにしましょう。