Concept

IT技術で新しい未来を創造する企業であることを
シンプルなデザインで表現

株式会社DTS様は、システムインテグレーションや情報システムの設計・構築などを通じて、幅広い業種・業態の法人に付加価値の高いITサービスを提供しています。今回リニューアルしたコーポレートサイトは、DTS様が長年培った高い技術力を礎に、社会に貢献し、新しい未来を創造していく企業であることをコンセプトに制作しました。トップページには、企業の成長や未来を感じさせるメッセージとイメージ画像を掲載。また、商品やサービスを紹介する「ソリューション・パッケージ」のページでは、ユーザーが欲している情報にすぐにリーチできるように導線を整理し、アクセシビリティを高めています。また、コーポレートカラーの赤を基調に、ベースを白、アクセントに青を使用したシンプルなデザインで、情報を見やすくするとともに、知的で洗練された印象を表現しています。

ご依頼の経緯

DTS様は、さまざまなチャネルから12社ほどに声をかけて検討を重ねていたそうですが、最終的には、選定スケジュールが押しているなかでのレスポンスの早さが決め手となり、弊社にご依頼いただくことになりました。レスポンスの早さ以外にも、コーポレートサイトの制作実績が豊富なこと、ディレクターが提案段階から迅速かつ柔軟に対応したこと、クライアントの意向に沿った提案をしたこと、お見積もりでページ単価を明確に提示したことなども、選定ポイントであったと伺っています。

Mission

課題・改善提案

クライアントが提示する要件を満たすために、
旧コーポレートサイトの構造・情報の精査を提案

コーポレートサイトのリニューアルにあたり、DTS様からいただいたご要望は、おもに以下の4つでした。

  • ページ数が膨大で雑然としているため、導線や文言などを整理したい
  • デザイン・コンテンツを刷新しつつ、レスポンシブ対応にしたい
  • 営業ツールとしても使えるようにリニューアルを、社内認知度も高めたい
  • 自分たちで情報更新しやすいように改修したい

これらの要件を満たし、課題を解決するために、まずは旧コーポレートサイト内の情報を徹底的に精査したうえで導線設計を行うことを提案しました。

Planning and
design

企画設計

情報精査、導線設計、システム設計と段階を踏み、
機能的なコーポレートサイトにリニューアル

リニューアルに際してエムハンドが行ったことは、「情報の精査」「導線設計」「Movable Type クラウド版の構築」などです。

01情報の精査

旧コーポレートサイトの情報を精査する段階では、情報の取捨選択や文言の統一、ディレクトリの改修などに時間をかけて取り組みました。

情報の取捨選択
お問い合わせによって解決する流れを作るために、商品やサービスに関するすべての情報を明記することは避けて、お問い合わせにつながる情報のみを抽出。
文言の統一
自社製品だけでなく他社製品も取り扱っている関係でバラバラだった文言・言い回しを、ユーザーの混乱を防ぐために可能な限り統一。
ディレクトリを再設計
複雑化していたディレクトリを整理し、関連性の高いものごとにカテゴライズ。再設計により構造を一新。

02導線設計

情報を整理したのちに、導線設計に遷りました。とくに商品・サービスを紹介するソリューション・パッケージのページは、旧コーポレートサイトから大きく変更される部分だったため、クライアントとともに検討を重ね、情報の探しやすさを追求しました。設計ポイントは、「業界別ソリューション」「領域別ソリューション」「ソリューション・パッケージ一覧」の3つの入口を用意して、ユーザーがスムーズに目的の情報にたどり着けるように工夫した点です。それぞれで切り口を変えて、ユーザーのニーズに対応しました。

領域別ソリューシション
課題に対する解決策と、提供可能な商品パッケージを提示。
業界別ソリューション
商品を業界別にカテゴライズし、DTS様ができることを簡潔に提示。
ソリューション・
パッケージ一覧 
目的の商品を探しているユーザーに向けて、全商品・サービスを一覧表示。

03Movable Type クラウド版の構築

もうひとつ弊社が依頼を受けたのは、CMSプラットフォーム「Movable Type」のパッケージ版をクラウド版に刷新する作業でした。商品の入れ替えが発生しやすいソリューション・パッケージのページをテンプレート化するなど、DTS様が社内で更新管理しやすいような設計を、約1.5か月かけて構築しました。

Design and
development

デザイン・開発

知的で信頼性の高いコーポレートサイトを意識しつつ、
先進性や明るい未来を感じさせるデザインを構築

デザインは、「技術を通して新しい未来を創る企業」をコンセプトに考案。先進性・NEXT感・未来・明るい・規模感・グラデ・虹・信頼感をキーワードに、デザインも色使いもシンプル第一で、企業の規模感を表し、情報を見やすくすることを重視しました。

01配色

メインカラー:
コーポレートカラーの赤は、デザインを引き締め、
DTSらしさを表すために適度に使用。
ベースカラー:
シンプルな白をベースにすることで、大企業らしい
自信と堂々とした印象を表現。
アクセントカラー:青 / グラデーション(多色)
青で誠実さを、グラデーションでDTSの未来や先進性を表現。

「DTS(Delivering Tomorrow’s Solutions=明日のソリューションを届ける)」という社名から受けるイメージ通り、ユーザーが明るいイメージを抱けるような配色を意識。また赤を基調としたシンプルなデザインのなかにグラデーションを取り入れることで、45年以上培ってきた技術力や実績をもとに未来を切り開いていく先進性も表現しました。

02画像

メインビジュアルなどの画像にもDTS様のこだわりが込められています。人を軸としてIT課題の解決に向き合う姿勢を表現するために、「人」が感じられるイメージ画像を多く取り入れました。なかでもコーポレートサイトの顔ともいえるメインビジュアルは、力を入れて選定。クライアントの意見を尊重し、時間をかけて納得のいく画像を用いることで、DTS様のビジネスへのこだわりを形にすることができました。

03フォント

コーポレートサイトらしいコーポレートサイトを目指すため、フォントも意識して使い分けました。メインコピーやメッセージ性の高いコピーにはやさしい印象を与える明朝を使用。その他の文字には、システマチックで読みやすくするためにしっかりとしたゴシックを採用し、知的で信頼できるイメージが伝わるように工夫しました。

PCイメージ
SPイメージ

Results

CMSの構築で更新作業の内製化に貢献
クライアントとの安定的な協力関係が続いています

DTS様のコーポレートサイトはページ数が多いこともあり、公開後も1年ほどをかけて改修を重ね、完成形に近づけていきました。

その間に、Movable Typeクラウド版の自社運用(グループ内運用)を希望されていたため、操作方法についてのレクチャー会を2度開催。「編集・更新がしやすくなった」と好評で、かつ「更新作業をグループ内で完結できる仕組みを構築できた」とご満足いただけたことは、弊社にとっても大きな喜びでした。

その後もDTS様とは、月1回のペースで改修や細かなご相談事を承るなど、協力関係が続いています。今後もさまざまな案件で弊社にご依頼いただけるように、努力を重ねていきます。