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クラウドソーシングで記事作成を依頼する7つのポイント!良質な記事を作成してホームページの評価を向上させよう

現在、Web上には多くのコンテンツ記事があふれています。そして、スマートフォンの普及によって、多くの人が手軽に大量の情報にアクセスすることが出来るようになり、魅力のないコンテンツ記事は最後まで読んでもらうことが難しくなりました。また、検索エンジンのアルゴリズムが進化したことにより、いたずらなコンテンツ記事の量産は、SEOの面でもウェブサイトの評価を下げることにつながりかねません。

ただし、常に質にこだわることによって、それぞれの記事に対して過剰に時間をかけてしまい、わずかな頻度でしか更新できないということは、必ずしもSEO対策における結果に繋がるとは限りません。Webサイトの現状の検索順位やその動き、その他の動向を見ながら量と質のバランスを見極め、適切なコンテンツ記事を追加していくことが、最も成果に繋がりやすいと言えます。

現在は多くの企業が自社のホームページを持ち、その中でSEO対策の一環としてコンテンツ記事の追加を行っています。さらに、多くの企業ではそういったコンテンツ記事専属のライターを自社で雇うのが難しく、クラウドソーシングのサービスを利用しながら、定期的に記事追加を行っている所が多いのが実情です。

しかし、クラウドソーシングを活用して記事の制作をライターに依頼するのは、何かと気を遣う必要があり、意外に手間がかかるものです。しかし、ライターと直接やりとりをすることによって、より正確にこちらの意図を伝え、希望通りの良質な記事を執筆してもらいやすいというメリットもあります。その為、この記事では直接ライターとのメッセージのやりとりをしながら記事の執筆を進めるときに、どのようなことを意識すれば良いのかについて解説します。

クラウドソーシングで記事作成を依頼するためのポイント

それでは、実際にクラウドソーシングを活用して記事作成を依頼する際のポイントを7つご紹介していきます。ポイントを抑えることで、良質な記事作成が期待できます。ぜひ参考にしてみてください。

1.ライター選びには記事作成の対応や実績を十分に考慮する

ほとんどのクラウドソーシングではライターの作業者登録自体、なんらかのテストを受けたり、資格を持っていなければならなかったり訳ではありません。
未経験者であったとしても自由に登録することができます。

そのため、期待していたクオリティが満たされないことや、納期が守られないこと、最悪の場合には仕事自体を放棄される危険性も否定はできません。ライターを選ぶ際には、可能であればその人が現在どういった評価を受けているのかを確認しましょう。
これまでそのライターが他の依頼主からどのような評価を受けているのかを確認できる場合もあります。
また、自己申告ではありますが、プロフィールにライターの経歴や得意分野が記載されていることもありますので、そういった情報も参考にしましょう。

2.記事作成を募集する際には適切な金額を心がける

クラウドソーシングでライターに記事を依頼する場合の単価は通常、1文字あたりの価格で設定されます。
価格には大きく幅があり、安いものだと1文字あたり0.1円、高いものだと1文字あたり5円~10円という仕事まであります。相場の感覚を掴むには、時給で換算して考えるとよいでしょう。
たとえば、1文字1円で2,000文字の仕事を受け、2時間で完成させることができるライターの場合、その時給は1,000円になります。これが仮に1文字0.5円だとすれば、時給は500円ということになります。
依頼するライターによって、同じ金額でも記事の質は異なるというのが現実ではありますが、やはり安い金額であれば、あまり質の高くない記事が納品される可能性が高いと言えるでしょう。

単に文字数が一定量あれば良いのではなく、質の高い記事を求めるのであれば、ライターも記事の作成に多くの時間をかける必要があるということを認識しなければなりません。依頼主が求める記事の内容や質が依頼する単価が合っていない場合、期待した水準の記事が納品されない可能性が高くなります。
適切な金額で募集をするためには、依頼する記事の相場を正しくつかむことが必要です。

相場を知るためには、ほかの依頼主がどのような金額で募集しているのかということを調べることが有効です。
クラウドソーシングには多くの依頼主がいるので、同じ水準の記事を依頼している人の単価を調べてみましょう。

3.クラウドソーシングのライターのモチベーションに配慮する

ライターも人間ですので、クライアントの態度や方針によってモチベーションが変わってきます。たとえば、良い記事を継続して納品してくれるライターには、単価のアップを提示しても良いでしょう。

単価を上げること以外にも、納品された記事の良かった点について触れるなど、フィードバックを返すことも大事です。ライターもより良い記事を納品しようという気持ちになるかもしれません。
別の機会で同じライターに仕事を依頼するということになった場合、以前の依頼で丁寧な対応をしていれば、気持ちよくしっかりとした記事を書こうとしてくれるでしょう。

クラウドソーシングを利用する場合、通常はライターと直接は顔を合わせることなくやり取りが続きます。そのため、ライターの気持ちやモチベーションといったことを忘れがちですが、職場で実際に接している同僚と同じように気配りをすることも大切です。
こうした配慮によってライターと継続的なやりとりが生まれ、安定したスムーズな記事の依頼がしやすくなる可能性もあります。

4.記事のテーマに合った文字数を設定する

記事を依頼するうえでは、テーマにあった文字数を設定することが大事です。
しかし、記事の依頼に慣れていないと、どうしても大まかな依頼になる傾向があります。
設定された記事のテーマが狭い範囲の話題を扱うものであるのに対し、設定した文字数が大幅に多いとライターはコンテンツの素材を集めることが困難になります。その結果、関連性の薄いコンテンツや意味の無い装飾をほどこし、なんとか指定の文字数を埋めようとして質の低いコンテンツが納品される可能性が高くなります。

そのため、記事を依頼するうえでは、あらかじめ自分でコンテンツを書くつもりになって、何を書いてほしいのかを考えるのがおすすめです。
また、引き受けてもらえるかは依頼するライター次第ですが、本格的な執筆に入る前に記事の草案の提出をお願いすることも出来ます。
記事の草案を伝えたり、ライターに直接作ってもらったりすることで、指定した文字数でしっかりとした内容の記事を執筆できるかということを事前に確認することができる可能性があります。

5.テストライティングでライターのレベルを確認する

依頼を検討しているライターが、大手メディアなどで署名記事を書いた経験があるような実績があれば別ですが、自己申告の実績だけしかない場合は、テストライティングを行う方が望ましいです。
力量がわからないライターに対して最初から多くの記事を依頼して、期待通りの記事が納品されない可能性も大いに考えられます。その場合、記事の発注作業やライター自身の記事執筆を最初からやり直しになる恐れもあるでしょう。

テストライティングは無料で依頼することも可能なケースもありますが、たとえ一般的な相場よりも安くてもきちんと対価を支払うのがよいでしょう。
実際にライターに記事を依頼することになった場合、スムーズなやり取りができる可能性が高くなります。

6.できるだけ記事の依頼内容を詳しく説明する

ライターに記事を依頼するときは、できるだけ詳しく希望の条件を伝えましょう。
可能な限り掲載先のサイトを見せることがベストです。そうすることで、記事の構成や文面の印象などが、既存のものと大きなずれがない記事の納品が期待できます。
掲載先サイトを見せることが不可能な場合は、サンプル記事を用意すると良いでしょう。

また、企業によってはライター向けの執筆マニュアルを用意しているケースも多いです。
マニュアルを用意すれば、毎回ライターに説明する手間が省けますし、大事なポイントを伝え忘れることもなくなります。
ライターの立場からすれば、細かいことを何度もクライアントに確認するコストを軽減できるので、記事の作成に集中することができ、結果としてクオリティの向上に繋がるということも期待できるでしょう。

7.記事作成の納期は余裕をもって設定する

ライターに指定する記事の納期は、できるだけ余裕を持たせましょう。
納期を守らないライターも一定数いるというのも事実です。そのため、遅れる事態をあらかじめ見越して納期を設定するほうが安全です。

また、納期の遅れを防ぐためには個々のライターの環境を事前に確認しておくことも有効です。
専業ライターと副業ライターでは、執筆に取れる時間が大きく違うのが一般的です。依頼するうえでは、執筆にどのぐらいの時間を取れるのかということを聞いておきましょう。

あわせて納品された記事に修正が必要な場合もありますが、そうした場合の対応もあらかじめ決めておきましょう。
ライターにとっては、記事の修正は大きな手間となります。細かい文字の間違いのようなものなら良いですが、納品されたコンテンツの内容が期待したものと違った場合、どちらの責任なのかという点でもめる可能性もあります。
修正対応に追加料金を請求するライターもいるので、依頼から納品、そして代金の支払いまでの流れを最初にはっきりさせておきましょう。

記事の依頼作業そのものを外注する方法もある

先述した通り、期待した品質の記事が納品されるようにするためには非常に多くのポイントがあります。
記事作成を依頼するのは作成の手間や時間を省くためですが、その依頼作業に時間を多く取られてしまうとクラウドソーシングなどを活用するメリットが薄れかねません。そこで、こうした記事の依頼業務そのもの(ディレクション)を外注するという方法もあります。

依頼する記事数が少なければ問題になりませんが、記事の本数が増え、依頼するライターの数が多くなると、問い合わせの対応など細かい雑務に忙殺される可能性があります。そのため、ディレクションを外注するということも検討してみましょう。
また、ディレクションにもスキルが必要ですから、作成する記事が多い場合は、経験豊富な業者に依頼することも検討するとよいでしょう。

質の高い記事コンテンツを継続的に作成する仕組みづくりを

ホームページに求められる記事の質が高くなった結果、企業がオウンドメディアを作るようなケースでは、もはや社内の人材だけでコンテンツを用意することが難しくなりつつあります。
そのため、記事の作成やディレクションを外注化し、質の高いコンテンツを継続的に作り出せる「仕組み」を構築するという発想が必要でしょう。

良いライターの確保や、良質なコンテンツを維持するのは手間がかかりますが、良いコンテンツはそれ自体が、顧客を連れてくる優秀な営業マンとなります。細部にこそ手を抜かず、良質なコンテンツを提供するよう心がけましょう。

株式会社エムハンドディレクターチーム

クライアントの本質的な魅力や課題を適切に引き出し、それをもとに提案から進行管理、予算管理まで、プロジェクトを動かす役割を担っています。

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