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ホームページの記事タイトルの質を上げる4Uとは?

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インターネットがビジネスと密接に結びついている時代では、ホームページ制作は企業の必須課題です。しかし、充実したコンテンツ・記事を作成しているはずなのに、なかなか閲覧数が伸びないホームページもあります。原因の一つとして「記事のタイトル」の問題が考えられます。タイトルは「記事の顔」です。多くのインターネットユーザーはタイトルだけを見て、読むかどうかを判断します。また、タイトルを適当につけてしまうと検索エンジンの上位に現れなくなるため、そもそもユーザーがホームページを訪れてくれません。

検索エンジンでヒットしやすくするための工夫を「SEO(Search Engine Optimization)」と呼びます。閲覧者を安定して獲得しているホームページの大半が、SEO対策を意識して記事更新を行っています。SEO対策では、記事を投稿する時点での人々の関心を反映させることが大切です。インターネット上で頻繁に検索されている単語を使用するなど、幅広いユーザーのアンテナに引っかかるような記事タイトルを考えましょう。そして、見る人を引き付ける、魅力的なタイトルにすることも必要不可欠です。

魅力的なホームページの記事タイトルを作るための「4Uの原則」

Webで魅力的なタイトルを考える際のポイントとして、起業家であるマイケル・マスターソンは「4U」を提唱しています。

「4U」とは下記の4つの言葉の頭文字を意味します。

  • Urgent(緊急性)
  • Unique(ユニークさ)
  • Ultra specific(超具体的)
  • Useful(有益性)

「4U」は販売サイトでの売り文句を書く心がけとして説明されていますが、ホームページやSNSなど、さまざまなWeb媒体にあてはまる概念だと言えるでしょう。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

 

1.Urgent(緊急性)

「Urgent(緊急性)」はユーザーに「早く読まなければいけない」と思わせるためのテクニックです。

インターネットには膨大な情報があふれており、ある単語で検索しても読み切れないほどの記事がヒットするでしょう。

ホームページを作るなら、数多のライバルコンテンツのなかから「自社に誘導する」ための理由を設けなければいけません。

そこで記事の「緊急性」をユーザーに伝えることが大切になってきます。

 

Urgent(緊急性)を考慮したホームページの記事タイトル例

たとえば、健康サプリメントを紹介する記事で「とっておきのサプリメント」とタイトルにあっても、あまり人目を引かないでしょう。

優れたサプリメントはこの世にたくさん出回っているからです。

 

しかし、「今年は花粉に悩まされたくない!とっておきのサプリメント」と一言添えてみると、ユーザーに「そういえば、もうすぐ花粉症の季節だ」と意識させられます。

そして、花粉が本格化するまでに何か対策を練らなければいけないと関心を高められます。

「緊急性」とは、ユーザーに程よくプレッシャーを与える書き方であり、「この記事を早く読まないと後悔する」と思ってもらえれば成功です。

 

2.Unique(ユニークさ)

「Unique(ユニークさ)」を取り入れてタイトルを作成することも大切です。

「ユニークさ」とは決して「笑える」「楽しい」だけを意味する言葉ではありません。総じて「斬新なもの」を表します。

 

ユーザーの注意を引かない記事タイトルは、往々にしてユニークさが不足しています。

内容自体は興味深い情報にあふれていてもタイトルが凡庸だと「知っている情報と同じ」のような気分になるからです。

一方で、タイトルに新しい切り口が含まれていると、ユーザーは「知らない情報」だと認識し、記事をクリックしてくれます。

 

Unique(ユニークさ)を考慮したホームページの記事タイトル例

たとえば、教育についての記事で「幼児に文字を教えるためのコツ」というタイトルがあったとします。

子供に早く字を覚えてもらいたいと思っている親はたくさんいるはずです。

しかし、このタイトルではあまりにも無難すぎて「わざわざ読むほどの情報」があるとは思えません。

 

そこで、「本だけじゃない!幼児に文字を教えるためのコツ」と変えてみると、ユーザーに驚きを与えられます。

一般的に浸透している「本は文字を覚えるのに役立つ」との価値観以外の情報を提示し、ユーザーに「読みたい」と思わせられるのです。

既存の情報とは違う角度で読者を引きつけられるのが「ユニークなタイトル」です。

 

3.Ultra specific(超具体的)

そして「Ultra specific(超具体的)」なタイトルであることも、ホームページの記事タイトルでは重要でしょう。

多くのWebデザイナーや編集者は「タイトルはできるだけ短いほうがいい」と考えています。

あまりに長いと読者が読み飛ばしてしまい、ホームページを訪れてくれないからという理由からです。

 

しかし、インターネットユーザーの思考を辿れば「長いタイトル」が決してデメリットではないとわかるはずです。

ユーザーがネットで検索をするとき、当然ながら「有益な情報」を求めています。

あるいは「問題の解決法」を求めているとも言えるでしょう。

そんなユーザーは、コンパクトなタイトルを目にしても心を惹かれません。

むしろ、長文で長いタイトルにこそ「問題の答えがある」と感じるのです。

 

Ultra specific(超具体的)を考慮したホームページの記事タイトル例

料理についてのホームページで言うと「卵を使ったレシピ一覧」などの短いタイトルでは、「卵料理を探しているユーザー」を獲得できません。

「卵を使ったレシピ」だけだと範囲が広すぎて、ユーザーの問題解決にはいたらないからです。

 

しかし、これが「仕事帰りの5分で簡単にできてヘルシーな卵レシピ一覧」となると、一気に注目が高まります。

実際に仕事をしている人でなくとも「手間がかからず作れる卵料理」には興味が湧くでしょう。タイトルでは記事内容を「まとめる」のではなく「説明する」のがおすすめです。

 

4.Useful(有益性)

そして、タイトル作成でもっとも優先すべきなのが「Useful(有益性)」でしょう。

「有益性」は「ベネフィット」とも呼ばれ、マーケティングの世界でしばしば用いられる概念です。

 

読者は記事タイトルを見て「自分の人生に有益である」と感じるからこそ、時間を割いて読もうとします。

有益性はホームページの内容や、ユーザーの関心によって変わります。

ニュースサイトなら「人よりも情報通になれる」のが有益性でしょうし、日用品のサイトなら「商品を買えば暮らしが豊かになる」のが有益性にあたります。

肝心なのは、ホームページがどのような有益性を持っているかを自覚し、一貫性を持ってタイトルをつけることです。

 

Useful(有益性)を考慮したホームページの記事タイトル例

たとえば、ベッドの魅力を伝えたい記事を更新するとして「有名デザイナーが監修!独特のフォルムが美しいベッド」とタイトルにあっても読む人は少ないでしょう。

ベッドのデザイナーに有益性を感じる人が少数派のうえ、そもそもベッドに求めるベネフィットは「美しさ」が最優先ではないからです。

 

そこで「100人中98人が効果アリと回答!睡眠不足を解消するベッドが新発売」というように、的確な有益性を押し出したタイトルに変えてみます。

データを根拠に、ベッドが「ユーザーの生活を変えてくれる点」を強調します。

ベッドに求められる有益性は「快眠できるかどうか」なので、「美しさ」を押し出すよりもユーザーの共感を呼びやすいタイトルだと言えるでしょう。

 

魅力的なタイトル作りの落とし穴を回避するには?

「4U」を反映させれば、ホームページの閲覧数を増加させるのは可能です。

ただし、SEO対策ではリスクもいくつかあるので、注意しながら健全な記事更新を心がけましょう。

 

虚偽情報を書かない

2010年代にいくつかの投資顧問会社の宣伝文句が問題になって、相次いで行政指導を受ける事件がありました。

問題になったのは「ここだけの情報」「他社では教えてくれない」などのフレーズであり、「誇大広告」「虚偽報告」と解釈されてしまったのです。

 

これらのフレーズは、インターネット時代以前なら明るみにならなかった可能性もあります。

しかし、インターネット時代では些細な矛盾も徹底的に調べられ、告発されてしまいます。

インパクトのあるタイトルは大切ですが、大げさになりすぎないように留めましょう。

そして、データを用いるときは必ず信頼できる調査から引用します。

データ

ターゲット層を意識した記事タイトル制作

「ターゲット層を意識したタイトル制作」も外せないポイントです。

インターネットを老若男女が使うようになった時代だからこそ「誰に読んでほしい記事なのか」はタイトルでわかりやすくしましょう。

若者向けの記事なら、トレンドワードや記号が混じっていても程よいアクセントになります。

 

しかし、中高年向けの記事なら流行に便乗した表現を嫌う人も多いでしょう。

逆に、真面目で具体的に書かれているタイトルが好感を与えられます。

そのほか、女性向けホームページなら表現を柔らかくしたり、意識の高いビジネスパーソン向けなら「熱さ」のあるフレーズを用いたり、ターゲットの性別や年代まで想像してみましょう。

 

炎上商法

あまりおすすめできないタイトル作成が、いわゆる「炎上商法」です。

あえて人々を不快にさせる表現で、とにかく閲覧数を稼ぐ書き方です。たしかに、炎上が起これば閲覧数は跳ね上がります。

 

しかし、一時的に上昇するだけで、時間が経っても継続的にホームページを訪れてくるユーザーはほとんど残りません。

むしろ、大衆の反感を買ってしまえば炎上以前よりも閲覧数が少なくなる恐れすら出てきます。

炎上で集まってきたユーザーをリピーターにできたケースはごく稀です。

ホームページ制作はユーザーを怒らせるのではなく、幸せな気分にするように心がけましょう。

 

SNSなどを駆使して「見られる工夫」を施す

タイトルへの意識を変えたら、あとは記事更新のタイミングも大事です。

朝8時前後の通勤・通学、夕方の退勤・下校の時間帯に更新すると、移動中にスマホを見ているユーザーが多いので閲覧数を稼ぎやすくなります。

そして、ホームページとSNSを連動させて、記事更新を宣伝するようにしましょう。

SNSでは頻繁に「トレンドワード」が移り変わっています。

更新時にトレンド入りしている単語をタイトルに取り込むなどすれば、多くのユーザーに読んでもらえるでしょう。

 

ホームページの記事を読んでもらうためにはタイトルにも工夫をしよう

内容に自信がある記事を書いても、タイトルが悪くて読んでもらえないのは勿体ない事態です。

記事更新する前には、上記のポイントを抑えながら、タイトルもじっくり考えてみるようにしましょう。

そうした工夫をすることで、より多くの人に良質な記事を届けることができるのです。