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ランディングページ(LP)とは?特徴やメリットを知って売れるサイトをつくろう

LP(ランディングページ)は広義には、ウェブサイトの中でユーザーが最初にアクセスしたページを指しますが、狭義にはユーザーを1ページで完結する集客サイトを指し、ユーザーのCV(コンバージョン)を獲得するためのページを意味します。
こちらでは後者の意味でのLPを取り上げ、LPがもたらすマーケティング上のメリットを徹底的に紹介していきます。

LPとは

こちらではLPとは1ページ完結型の集客サイト(広告の受け皿)であるとしてお話しを進めていきます。
ではその特徴を細かく見ていきましょう。

LPの特徴

縦長レイアウト

ページリンクもなく、1ページの構成なのですべての情報がそこにある形になります。そのため必然的に縦長レイアウトになり、情報が簡潔かつ網羅的に配置されます。

CVまで1ページで完結

基本的にLPはユーザーの目を引くコンテンツ→商品詳細→利用者の声→購入ステップ→Q&Aという流れとなり、最後にアクションボタン(資料請求やお問い合わせ、購入ページへのリンク)の設置という構成が一般的です。
アクションにつながるボタンは複数あるとユーザーの迷いにつながり、成果に結びつきにくくなるため、1つに絞ることが重要です。

デザイン制限ナシ

LPは広告の受け皿としての機能だけあればよくSEOを意識する必要はありません。またレイアウトの縛りもないのでデザインは自由です。たとえばチラシやポスターのような作りも可能で、デザイン重視での制作もOKです。

インパクト大の見た目が作れる

デザイン自由なうえ、画像やイラストの使用制限もないので独自のストーリーや映像を使った説明、イラストを使った漫画のような見せ方もできます。インパクト重視、わかりやすさ重視でサイトを作ることができます。

それではLPの特徴が把握した後は、LPのメリットも理解していきましょう。

LPメリット1 離脱者が少ない

通常のサイトは複数ページにわたりコンテンツが配置されています。そのためページ間を移動する際にタイムラグが発生し、そのたびに離脱者が発生します。
1回のページ移動で約30%の訪問者が離脱するというデータもあり、物販サイトではCVにたどり着くユーザーが少なくなる点で、決して無視できないマイナスの数字です。

通常サイトとの比較

通常サイトでは「TOP」「商品コンセプト」「開発過程」「商品一覧」「商品詳細」といったページが独立して存在しています。
これに対してLPはTOPから商品詳細、口コミコンテンツまですべて1ページに集約されているため、上から下まで離脱することなく一気に読んでもらえる構成になっています。当然離脱者も格段に少なくなります。

LPメリット2 知りたい情報が凝縮

通常のサイトでは情報が複数のページにわたって分けられていて、その粒度もバラバラです。そのためどこを見ればどんな情報が掲載されているのかユーザーからは見えにくく、発見されずに閲覧すらされないページも出てきます。

通常サイトとの比較

LPの場合、ユーザーが自分に必要な情報を複数ページの中から探す必要がなく、画面をスクロールさせるかページ内検索を行えばすぐに見つかる構成です。そのため商品やサービスへの理解度もアップし、商品購入やお問い合わせにつながりやすい心理状態に導きやすくなっています。

LPメリット3 購入までの導線がスムーズ

通常のサイトでは情報が複数ページに渡るため、意図した情報の流れで訪問してくれない可能性もあります。
たとえばいきなり商品詳細ページに行ってしまい、ディティールを説明されてもそれがユーザーのほしいと思う気持ちを醸成できるかといったら、決してそうではないでしょう。
こうしたケースでは、商品やサービスに対する理解度の点で弱くなるため、これは私のほしいものではない、当社には関係のない商品だ、と判断されやすくなります。

通常サイトとの比較

LPでは、こちらが商品に関する情報の流れを作り出し、それをユーザーに見てもらうストーリー性のあるデザインにすることができます。
想定通りの機序で情報を伝えられるので、たとえば営業マンのセールストークのように、訪問者のYESを積み上げる構成にして、より効果的なページを作り出すことも可能になります。
気持ちを盛り上げて、盛り上げて、最後にアクションボタンを配置し、気持ちよく押してもらう、そんなスタイルにLPをデザインできます。

LPメリット4 デザイン性・訴求力が高い

通常のサイトではSEOを意識したレイアウト、テキスト中心の構成など何かと制限が多く、見た目インパクトのあるページやデザインに特化したページは作れません。訪問者の感性に訴えられるような印象的なデザインにはしにくいデメリットがあります。

通常サイトとの比較

LPは、レイアウトにもデザインにも制限はなく、そのため画像や映像、図解などで商品の魅力を余すことなく伝えられるので、訪問者の印象に残りやすいページが作れます。
訪問者に対する訴求力が高ければ、その分コンバージョン確率も格段にアップするでしょう。

まとめ

ここまでLPの魅力について、通常サイトの比較とともに見てきました。広告やキャンペーンページの受け皿として利用する場合は、こちらに挙げたLPの特徴を生かし、自由な発想でユーザーの感性に訴えかけられるような、コンバージョンに至りやすいページを作ってみてはいかがでしょうか。

株式会社エムハンドディレクターチーム

クライアントの本質的な魅力や課題を適切に引き出し、それをもとに提案から進行管理、予算管理まで、プロジェクトを動かす役割を担っています。

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