Concept
フラワーウエディングのワクワク感を伝える
新郎新婦のための華やかなポータルサイト
日比谷花壇株式会社様は、「花」と「緑」を通じて多彩なフラワービジネスを展開する企業です。メイン事業のひとつであるウエディング事業では、新郎新婦が好みのフローリスト(花のコーディネーター)を指名して、オリジナルのオーダーメイドウエディングやフォトウエディングを叶えられる、フラワーウエディングサービスを提供しています。
今回弊社が手掛けたのは、ウエディング事業の魅力あふれるサービスに特化したポータルサイト「HIBIYA KADAN WEDDING」の制作です。「憧れのウエディングプランがきっと見つかる、フラワーウエディングのポータルサイト」をコンセプトに、各サービスの魅力が際立つような華やかで洗練されたホームページに仕上げています。
ご依頼の経緯
提案書を提出し、複数社の候補の中から選ばれました。選定理由は明かされていませんが、デザイン案が好評だったこと、過去の制作実績※を評価していただけたことなどが、決め手だったのではないかと推察されます。
※エムハンド制作
日比谷花壇様のグループ会社
株式会社インプレッションフローラ様ホームページ
https://im-flora.jp
Mission
課題・改善提案
情報量の少ない簡易サイトから、華やぎのあるポータルサイトへ
伝え切れていなかったワクワク感を表現することを提案
リニューアル前は、画像と簡単なテキストが並んでいるだけの情報量が少ないホームページで、ウエディング事業のサービスの幅広さや奥深さがあまり表現できていない状態でした。新郎新婦がオリジナルのウエディング作りを楽しめて、本人たちだけでなくゲストもワクワクするような魅力的なサービスであることが、ユーザーに伝わっていなかった可能性があったのです。
こうした課題に対して弊社は、「結婚式前の気分を盛り上げ、楽しみながら見てもらえるポータルサイト」を目指すことと、「ワクワク感」を前面に押し出すことを改善案として提案。伝え切れていなかった魅力を発信する手段として、花で彩られた大小さまざまな写真をちりばめ、各サービスが引き立つように下層ページもトップページと同等の扱いにするなど、ワクワク感を効果的に演出するためのアイディアも提供しました。
Planning and
design
企画設計
トップページはシンプルに、下層ページはトップページ級に
各サービスページへのアクセシビリティーにも細やかに配慮
サービスページへの入り口となるトップページは極力シンプルに、下層ページはトップページクラスのクオリティーで設計しました。
01トップページ
雑誌のページをめくるような切り替わりのあるアニメーションで、結婚前の二人がウエディング雑誌を読むような楽しさを表現。また、トップページに盛り込むコンテンツ数が多く、縦に長くなってしまう点をカバーするために、メインビジュアルからすぐに各サービスページに飛べるような仕様にして、アクセシビリティーを高めました。
02下層ページ
フラワーウエディングのサービスページは、「FLOWER CREATION ROOM(フラワークリエーションルーム)」「PHOTO WEDDING(フォトウエディング)」「GRAMPING WEDDING(グランピングウエディング)」「LECA WEDDING(ルカウエディング)」「CLOUD MARRIAGE(クラウドマリッジ)」「DISNEY WEDDING(ディズニーウエディング)」の6つ。これに、「CONCEPT(私たちの想い)」「NEWS(お知らせ)」「CONTACT(お問い合わせ)」を含め、計9つの下層ページを用意しました。
設計ポイントは、どのページを開いてもフラワーウエディングのワクワク感が伝わるように、メインビジュアルに花のある写真を大胆に置いてインパクトを持たせたこと。それから、6つのサービスページそれぞれが際立つように、トップページ級の扱いで制作したことが大きくこだわった点です。
03制作スケジュール
制作の順番としては、まず下層ページにあたる「FLOWER CREATION ROOM」と「GRAMPING WEDDING」(先行公開時はLPサイト)を制作して先行公開。その後、先行制作ページを含めたポータルサイト「HIBIYA KADAN WEDDING」を制作し、2021年9月にオープンさせました。
Design and
development
デザイン・開発
ウエディング当日の風景を想起させるようなデザインで
雑誌のページをめくるような楽しさを表現
「シンプル」「清廉」「上質」「安心感」「甘さひかえめ」の5つをデザインキーワードに設定し、フラワーウエディング当日の華やかな雰囲気が伝わるようなデザインを意識しました。
01全体のポイント
「色鮮やかなウエディング雑誌を読んでいるような楽しいデザイン」をコンセプトに、新郎新婦がウエディング当日の風景を思い描きながら、二人で見て楽しめるウエディングサイトを作るため、臨場感あふれる写真・動画を印象的に配置しました。また、「清廉さ」を表現するために、写真を大胆に使用しつつも余白を大切にしたデザインを心がけました。
02デザインのポイント
シンプルで見やすく、写真映えするデザインを意識しました。同時に、甘さひかえめの引き締まった印象や、メリハリを出す画面作りにも配慮。鮮やかな花の写真をいくつも重ねると色がうるさくなりがちですが、一部の写真に黒いレイヤーを被せることで、スッキリと上質な印象に仕上げました。また、画一的ではない人の手のぬくもりが感じられるサービスであることを伝えるために、メインビジュアルの背景に筆記体の装飾を配置。白を基調に明るいベージュを差し色に使用することで画面の温度を上げ、安心感と親しみの持てる印象を狙いました。
Results
制作中のクライアント様とのやりとりはスムーズで、ほぼ毎日こまめに連絡をとりながら、半年ほどの制作期間を乗り切ることができました。上長を除いて、制作の中心は先方も弊社も男性だけのチームでしたが、完成後は「いいポータルサイトができた」と、とても喜ばれました。とくにデザインを気に入ってくださり、好評をいただいております。
クライアント様とは、ポータルサイト公開後も良好な関係が続いています。しばしば、「こんなものを追加したい」といったご連絡やご提案もいただいており、新しく情報を加えるなどの追加対応も承っています。「HIBIYA KADAN WEDDING」は現在進行形で進化中のポータルサイトなので、今後も、ご要望にお応えして手厚いサービスを提供しながら成長を支えていきます。