Concept

製造・物流に特化したLS事業部独自のホームページで、
製品やソリューションの特徴をわかりやすく発信

株式会社寺岡精工様は、「流通小売」「食品製造・加工」「製造・物流」「飲食・専門店」の4つのフィールドで、製品やソリューションの提供を通じたビジネス支援を行っています。
今回、製造・物流分野を専門とするLS事業部(ロジスティクスソリューション事業部)から依頼を受けて制作した「寺岡精工のロジスティクスソリューションサイト」は、LS事業部のサービスに特化したホームページです。
LS事業部が提供する製造・物流業務の改善に効果的な製品、ソリューションの魅力をわかりやすく伝えることをコンセプトに、ユーザーのニーズを満たし、営業ツールとしても役立てられるようなホームページを制作しました。

ご依頼の経緯

クライアントは、複数の制作会社に相談したなかで、オールラウンドに対応できるエムハンドに委託するか、Webコンサルティングを得意とする他社に委託するかで迷われていたそうですが、打ち合わせや提案を繰り返して、最終的には弊社にご依頼いただけました。
採用の決め手となったのは、クライアントと共にホームページを作り上げていく「共創」の姿勢と、ホームページ公開後もWebマーケティングとカスタマーサポートチームのバックアップにより改善を続けていけるというメリットを明確に伝えきれたことでした。LS事業部では少人数体制で集客等に対応されているため、弊社の強固なサポート体制を魅力に感じ、評価いただけたようです。また専任ディレクターの対応力とレスポンスの早さも信頼につながり、採用に至りました。

Mission

課題・改善提案

「はかる」をテーマに技術力と製品力をアピール
わかりやすさを求め製品・ソリューションの分類を提案

寺岡精工様のLS事業部内では、「小売業界での認知度の高さに比べ、製造・物流業界における認知度は十分ではない」ことが課題として挙がっていました。その対策の一環で画策されていたのが、LS事業部のサービスに特化したホームページの立ち上げでした。
課題解決のために弊社は、寺岡精工様およびLS事業部のセールスポイントを検証。寺岡精工様は、長い歴史のなかで業界初・世界初の製品を生み出してきた企業で、なかでも自社開発の「はかり」に関しては技術的優位性を持っています。この点に着目し、「はかり」から連想される「はかる」を軸に、「量る(計量)」「計る(計数)」「測る(計測)」の3つの柱を打ち立てることを提案しました。加えて、コーポレートサイトでは伝え切れていなかったラインナップとそれぞれの魅力をわかりやすく発信するために、使用シーンごとに分類して製品・ソリューションを紹介する案を提示しました。

Planning and
design

企画設計

取り扱い製品・ソリューションの分類に注力
顧客獲得のための導線も意識した設計に

LS事業部の製品・ソリューションをユーザーにわかりやすく伝えるために、まずは取り扱い製品をカテゴライズする作業からスタートしました。
クライアントに製造から物流までの工程をヒアリングし、計数・計量・入出庫管理・検品・採寸計量など、作業現場を大まかに分類。それぞれの現場で必要とされる製品・ソリューションを、ユーザーの視点とSEO対策を意識しながら、カテゴライズしていきました。なかには複数の現場で役立つ製品もあり、「このカテゴリにはこの製品」と明確に区分けするのが難しいものもありましたが、クライアントと密にコミュニケーションを取りながら分類作業を進めていきました。
製品をカテゴライズしたのち、クライアントとも綿密に協議を重ねつつホームページの階層を設計。ブランディングと認知度向上を意識して、トップページにも製造・物流業のキーとなる製品カテゴリ分類を表示することを決定しました。冒頭部分に3つの「はかる」を大きく表示するとともに、その下には、製造工場と物流センターのイラストを掲載。計数・計量などの作業現場をクリックすれば、シリーズ名や商品名がわからなくても、その現場で有効活用できる製品・ソリューション情報に簡単にたどり着けるように設計しました。このイラストは、製品・ソリューションのページにも掲載しています。
また寺岡精工様の歩みや、アフターサービス、ショールームのご案内ページのほか、コンテンツマーケティングを目的とした導入事例ページも用意。ユーザーがショールームを訪れ、実際に製品を見て導入を検討するという流れを作ることも、ホームページの制作目的なので、顧客獲得のための導線をしっかり意識して制作しました。
このほか、「決定していたCMSをコーポレートサイトに合わせて設計変更してほしい」といった制作途中でのご要望にも柔軟に対応しました。

Design and
development

デザイン・開発

製造・物流業を強く打ち出すデザインを考案
コーポレートサイトとの統一感にも配慮

製造・物流に特化したホームページであることを強く印象づけるために、ファーストビューで物流倉庫の画像を大きく大胆に使用し、中央に「未来を考え、物流を動かす。」というキャッチコピーを配置。またユーザーに物流を連想させるために、左から右に流れるアニメーションを使用して、視覚的なブランディング効果も狙いました。

ほかにも、検索性を高めるためにグローバルメニューとハンバーガーメニューを併用したり、トップページのなかでも重要な訴求ポイントである「量る」「計る」「測る」の3本柱をクリックすると、隠れている情報が展開されるアコーディオンパネルを採用したりと、情報を整理するための工夫も施しました。イラストを使用して製造物流の流れを可視化し、LS事業部で取り扱っている製品・ソリューションの情報が伝わりやすいように配慮したのもポイントです。

またLS事業部らしいオリジナリティーを演出する一方で、ブランドカラーのグリーンを使用して、コーポレートサイトとの統一感も意識しました。

PCイメージ
SPイメージ

Results

Webマーケティングチームとの連携により、
狙い通りに検索数、アクセス数が増加

ホームページ公開後は、弊社Webマーケティングチームが、コーポレートサイトとの棲み分けを行いつつSEO対策用に設定したキーワードにより、検索上位を獲得。導入事例記事からの流入者も獲得できており、追加での記事制作のご依頼もいただいています。
また、問い合わせ数、資料ダウンロード数、自社製品を展示しているショールームの見学予約数が増えているそうで、クライアントにもご満足いただけています。
クライアントからは頻繁にご相談やご連絡があり、継続的に密なコミュニケーションを取っています。「よいホームページに育てていきたい」という想いは、クライアントもエムハンドも同じです。弊社はこれからも寺岡精工(LS事業部)様をサポートし続けていきます。