コンポジットのプロフェッショナルであることを訴求したサイト

スーパーレジン工業株式会社様は、炭素繊維複合材料や繊維強化プラスチックを中心とした先端複合材(コンポジット)の設計開発・成形加工メーカー。「はやぶさ」をはじめとする人工衛星部品や、太陽の塔の「太陽の顔」製造など、ネームバリューのある実績もございます。

今回は、コーポレートサイトのリニューアルを担当させていただき、製品情報の整理や実績ページの追加、そして更新性の向上をメインに設計を行いました。コンポジットのプロフェッショナルとして、常にチャレンジを行う姿勢をリニューアルのコンセプトとして掲げております。

ご依頼の経緯

現行サイトは、ブランディングイメージに寄せた世界観が構築されていましたが、修正や更新を行う際、制作会社を通さなければいけないという問題を抱えていらっしゃいました。社外からWebコンサルタントが入ったことで、あらためて社内での更新性や、Web集客の重要性に気がついたんだそう。「見た目だけでなく、中身もすごいということを伝えていきたいんです」と、ご担当者が仰っていたのが印象的です。コンペ形式で、M-HANDの提案力の高さと質疑応答への対応に信頼感を持っていただき、今回のご発注にいたりました。

課題・改善提案

Mission

テキストで情報を補完することで、
ユーザーの信頼感に繋げる

実績ページや製品情報を増やしたいのにもかかわらず社内で更新ができないという問題は、ターゲットにおいても信頼感の不足に繋がるポイントでした。

「こんな製品を作ることができます」「受託サービスがあります」というページはあっても、どんな風にやってもらえるのかという説明がなかったため、ユーザーを迷わせてしまうサイトでした。また、全体的にビジュアル訴求が多く、テキストによる説明が不足していたため、企業本来の魅力が伝わりにくく、ブランディング戦略が練られていない印象を受けました。

そのため、技術・設備・製品情報ページにはテキストで説明を補完し、開発事例は、テーラリングコンテンツとして訴求することに。社内で更新性を上げたい投稿ページは、どんな投稿をしたいか詳細にヒアリングを行い、必要な写真やパーツを洗い出し、カスタムフィールドを設置。お客様が更新しやすい環境を整えていきました。

企画設計

Planning and design

ページ数の多さをコンポーネントで解決

今回、Webサイトの大半を自社で運用したいというご要望があり、ページ数やワードプレスのカスタマイズも多かったため、デザインデータからコンポーネントすることでコスト削減に繋がった事例になりました。

MVには、これまでの製造物や顧客との写真をレイアウト。クライアントと共に、これまでになかったものをつくりあげる信頼感と期待感を醸成しています。下層ページでは、どんな風に課題解決をしている企業なのかということを漏れなく伝えられるよう、「コンポジットの最適ソリューション」ページを制作。幅広い分野での活躍を訴求すると共に、実際の製品写真と開発事例などで分野の説明を行い、ページ下部からそのままお問合せができるようなページ構成にしております。

コンポーネントを固めたことで、工数の圧縮やM-HAND内でのコミュニケーションの活発さに繋がり、社内外で納得度の高いサイトが完成したと自負しております。

デザイン・開発

Design and development

工業的なシャープさや美しさの伝わる、
スタイリッシュなサイト

炭素繊維をイメージさせる黒をベースに、 色数を減らしてスタイリッシュなイメージで制作しました。

MVでは技術力や事業規模が伝わるように、コンポジットや「はやぶさ」など、壮大なイメージの画像を選定。 TOPページの背景には、カーボンのしなやかな美しさが伝わるよう、素材にフォーカスしています。開発事例と製品情報ページで英語表記にも対応しておりますが、欧文フォントは細身で個性のあるものを使用することで、創造的な印象を表現しました。

そのほかのフォントは全体的に細身にし、クールで知的なイメージに統一しております。
開発面では、TOPページから固定ページ、投稿ページ、実績ページ、事例ページ、用語辞典、よくある質問などサイト全体を自社で運用したいとの要望に応えるため、更新性を高めるカスタマイズを行いました。

Web制作の成果

Result

サイト公開後から1年ほど経過したころ、開発ストーリーを作りたいとお話をいただき投稿ページを追加させていただきました。

クライアントと一緒に新しいものを作り上げ、日々チャレンジをしている姿勢を載せていきたいというご依頼で、今後もコーポレートサイトを盛り上げていこうとしている様子を伺うことができ、うれしく感じています。

当時の提案段階では、サイトの運営を社内で行いたいというレベル感だったのが、「サイトをこういう風にしたい」というご相談をいただけるまでに。サイト自体の使い勝手を向上させたことで、社内外におけるブランディングに成功したのではないかと認識しております。

その他のプロジェクトストーリー

Other Project