2021.11.30

  • Webデザイン

歯科医院の経営方針に応えるホームページ制作のポイントとは?-マウスピース矯正専門サイトの実績から-

歯科医院のホームページは「Web上で集患すること」を最大の目的として制作します。

つまり診療エリア内において、どの診療科目で、どのような患者さんを獲得していくか、ホームページの制作を通じて、歯科医院の経営方針に応える必要があります。

そこで今回は歯科医院の経営方針に応えるために、エムハンドではどのようにホームページを制作しているのか、制作実績をもとにポイントを解説いたします。

ご紹介するエムハンド制作の歯科医院ホームページ

医療法人くわばら歯科医院様 インビザライン矯正専門ホームページ

サイトコンセプト:「マウスピース矯正のある生活への期待が生まれ、治療したくなるホームページ」

医院公式サイトとは別の独立したホームページとして、マウスピース矯正に特化した専門ホームページ制作のご依頼をいただきました。

※ホームページは下記よりご覧いただけます。

くわばら歯科医院インビザライン矯正専門ホームページ

https://xn--1lqw31ektidiz.com/

ヒアリング -ヒアリングから見えた集患上の課題と課題解決の糸口-

まずはご相談からヒアリングの流れをご紹介していきます。

ご相談内容

以下の内容のご相談をいただきました。

20~30代の女性をターゲットにマウスピース矯正の集患を強化していきたいので、矯正専門のホームページを開設したい

課題と課題解決の糸口

ご相談内容をふまえて、どのような集患上の課題が考えられるのか先生にヒアリングを行い、結果として、大きく2つの課題が判明しました。

①対象エリアではマウスピース矯正の契約数が少ない

ヒアリング時点で、この医院様の集患エリア内ではマウスピース矯正の契約数がまだ少ないことがわかりました。

契約数が少ないということは、マウスピース矯正をよく知らないユーザーが多い可能性があります。

エリア内で集患するためには、ホーム―ページを訪れたユーザーに対して、マウスピース矯正をしっかりと認知させる必要があると考えました。

②所在地が駅から遠いため、車を保有率が低い若い女性は来院しづらい可能性がある

この医院様は、アクセスが良いとは言えず、車を持っていない患者さんは来院しにくい立地条件にあります。

一方で、インプラント治療ではすでに認知されていて、遠方からも多数来院されている実績がありました。

そのため、しっかりと他院との差別化ができれば、エリア内外からの来院が見込めると考えました。

解決策のご提案 -課題とターゲット設定から導き出した解決策-

前提として、訴求力の高いホームページを制作するためにはターゲットの絞り込みが必要です。

ターゲットを絞り込むことで、ホームページに掲載する内容を「具体的な」「刺さりやすい」ものにできるからです。

そこで、本件についてはあくでも20~30代の女性のみにターゲット像を設定し、さらに前述の課題をもとに、ユーザーがどのような検討状況にあるのかまで深く絞り込むことをご提案しました。

課題別に、ターゲット設定とあわせて解決策をご紹介していきます。

①「対象エリアではマウスピース矯正の契約数が少ない」の解決策

ターゲットユーザー層

20~30代の女性で、マウスピース矯正を検討している層

解決策

「マウスピースがある生活」をテーマとして、マウスピース矯正はターゲットユーザーの生活に合った治療方法であることを訴求する

ホームページを訪れたユーザーに治療のメリットをはじめとした、ユーザーが求める情報をしっかり伝えることができれば、集客が見込めると考えました。

ユーザーが求める情報をしっかりと伝えるためには、全般的な内容を網羅するのではなく、ある程度絞った内容に対して、深掘りした情報をホームページ上に載せる必要があります。

そのため、ホームページ上で訴求する内容は、矯正全般ではなく「マウスピース矯正」のみに特化させることとしてご提案いたしました。

②「所在地が駅から遠いため、車を保有率が低い若い女性は来院しづらい可能性がある」の解決策

ターゲットユーザー層

20~30代の女性で、どこの医院にしようか検討している層

解決策

医院の独自性をユーザー目線に置き換え、強く訴求する

どこの医院にしようか検討している層に対して、マウスピース矯正は「どこで治療しても同じではない」ことをしっかりと伝えた上で、他院との差別化を図る内容の掲載をご提案しました。

他院との差別化を図ることで、ホームーページ上で確度の高いお問い合わせが期待できます。

ホームページの企画設計 -解決策をホームページの構成・デザインへ展開-

解決策をホームページの構成・デザインへ落とし込みます。

大きく分けて、2つの構成・デザインポイントを考案しました。

①ターゲットの心理状況に合わせた構成・デザイン

②他院との差別化を図るコンテンツ

それぞれについて解説してきます。

①ターゲットの心理状況に合わせた構成・デザイン

絞り込んだターゲット像を元に、ユーザーの心理状況と求める情報を想定して、ホームページの構成・デザインへ落とし込みました。

主なポイントは以下のとおりです。

全体の構成・デザイン

「マウスピース矯正をしながらこれまでのような日常生活を送れるのだろうか」と不安に思うユーザー心理を想定して、全体のデザインは矯正中も明るい気持ちで過ごせるようなものにしています。

また、ターゲットユーザーに共感してもらうため、歯科治療のようなイメージではなく、等身大のイラストや画像を用いました。

 

以降は、TOPページの構成順にポイントとなるコンテンツをいくつかご紹介していきます。

マウスピース矯正のある生活を想像してもらう

TOPページの前半、メインビジュアルのすぐ下に用意しました。

マウスピース矯正をしながらの生活に対する不安をまずは解消するべきだと考えました。

マウスピース矯正をおしゃれで手軽な治療としてブランディングを図り、マウスピース矯正を検討している、迷っている層への後押しとなるコンテンツです。

ユーザーのニーズが高い「治療の流れ」を詳しく掲載

TOPページの中段に用意しました。

ユーザーの不安な気持ちに寄り添い、わかりやすく掲載することで、医院の姿勢を表現できます。

現場のスタッフの方にヒアリングして、よく質問のある内容を流れに組み込みました。

あわせて、治療を悩んでいる方へのコンテンツも用意しました。

後戻りした方、特徴的な歯並びへのコンプレックスなど、治療を迷っておられる原因は様々です。

個々の悩みによりそうことで、相談しやすい医院であることを表現しました。

②他院との差別化を図るコンテンツ

マウスピース矯正はしようと決めているものの、どこの医院にしようかと考えている層に対しても訴求する必要があります。

設備と経験で信頼性を伝える

「どこで治療しても同じでしょ?」と思われ費用とアクセスで決断されないために、医院の独自性を具体的に伝えるコンテンツです。

ユーザー目線のサービスや、仕上がりへのこだわりなどによって他院との差別化を図りました。

「美しくなる」という心理にマッチした情報を紹介する

医院の写真をスライダーで用意しました。

特に20~30代の女性の場合、美しくなることを意識してマウスピース矯正を検討していると想定されます。

美しくなるために訪れる医院のイメージが「綺麗」「おしゃれ」であることを伝えることで、より訴求力が高くなると考えました。

経営方針に応えるホームページ制作のポイントは課題に基づいたターゲット設定にあり

実際の制作実績から、歯科医院の経営方針に応えるホームページ制作のポイントをご紹介しました。

実際にこのホームページを公開後、集患状況は格段に向上しているとのことです。

あくまでも一例ではありますが、本件に関しての大きなポイントは集患上の課題に基づいた綿密なターゲット設定にあるといえるでしょう。

課題に基づくことで、根拠のあるターゲットの絞り込むことが可能となり、ターゲットを絞り込むことで心理状況を想定した設計・デザインが可能となりました。

自院のホームページの新規制作・リニューアルを検討されている方は参考としていただければ幸いです。

なお、下記ページにて弊社の制作実績や、Web集患の成功事例もご紹介しております。よろしければご覧ください。

歯科医院ホームページの制作実績

https://m-hand.dental/works/

Web集患の成功事例

https://m-hand.dental/case/