2019.08.16

  • マーケティング

歯科医院の集患はスマホがベスト。モバイルファーストのHP作り

はじめに

スマートフォンがより身近になり、年齢問わず多くの方がスマホを使って調べものをするようになりました。

歯科医院を探す際も同様に、スマートフォンを利用した検索が当たり前になっていて、歯科医院のWebサイトもスマートフォンでの表示に特化した仕様=モバイルファーストが求められています。

こちらでは歯科医院の集患に不可欠となる、モバイルファーストのホームページ作りをご紹介します。

歯科医院のホームページはモバイルファーストで

モバイルファーストと聞いて勘違いされる方もいらっしゃると思うので最初に書いておきますが、スマートフォン向けのホームページを最初に作り、パソコン版は後回しにしましょう、という話ではありません。

モバイルファーストとはどんなもの?

モバイルファーストとは、2018年3月に始まったモバイルファーストインデックスというGoogleの検索機能を指す言葉です。

従来パソコン版ホームページの掲載コンテンツが、検索エンジンのクロールやインデックス、検索順位などへの影響を与える要素でしたが、モバイルファーストインデックス化によって、モバイル版のホームページに評価対象が切り替わりました。

モバイルファーストが集患の新たな可能性を生み出す

わかりやすく言うと、検索結果の順位に影響を与える評価軸がパソコン版サイトから、モバイル版のサイトに変わったので、いままでモバイルを作っていなかったり簡素な作りにしていたりしていた場合、モバイル版のサイトをしっかりと作りましょう、という話です。

スマホ対応にすべき理由とは

“モバイルファースト”以外にも、スマホサイトに注力すべき理由がいくつかあります。

スマホからのアクセス数が非常に多い

Googleがデスクトップ版からモバイル版のWebサイトへ比重を逆転させた理由は、スマートフォンからの検索回数が爆発的に増えているからと言われています。

2015年にモバイル版の検索数が過半数を超え増え続ける一方で、デスクトップ版の検索数は年々少なくなっています。
検索はパソコンよりもスマホを使う人が増えているという事実も、モバイルファーストになった理由でもあるのです。

患者にとってスマホサイトの利便性が高い

スマホページを作れば、いままで以上に多くの見込み患者が検索からホームページに訪れます。

現段階ではパソコンのホームページはあるものの、スマホはないという歯科医院も多く、スマホページがあるだけでライバル医院に対し、大きな差になります。

見やすいスマホサイトのおかげで新しい患者さんを増やせるだけでなく、既存の患者にも予約のしやすさ(機能をつける)などのメリットがあり、リピート利用を増やすことにもつながるのです。

PCになくてスマホだけにある機能性とは

パソコンには無く、スマホにはある機能がたくさんあります。
その差は、Webサイトの利用や予約フォームの入力といった集患に直結する様々な場面で見られるので、決して無視できません。

01. 手軽で使いやすい

手元で操作できるスマートフォンに対し、パソコンはインターネットがつながる環境で、椅子に座ってモニターと対峙し、キーボードかマウスを使って検索ワードを打って初めて検索ができます。

スマホの手軽さはパソコンにはない魅力です。
スマートフォンはパソコンのようにマウスやキーボードを使わず、指先だけで操作でき、行きたいサイトへ簡単にアクセスできます。誰にでも簡単にアクセスできる点はパソコンにはない強みでしょう。

02. アクセススピードが違う

パソコンはデスクトップはもちろんノートパソコンでもその利用シチュエーションは限られます。一方スマートフォンは室内室外問わず、食事中や移動中でも利用ができます。その利便性の高さは明らかで、検索からの流入もパソコンのページよりも多くの数が期待できるでしょう。

03. 拡散力が違う

LINEなどのSNSでは、ユーザーのアカウント上に見ているページのURLやログを共有できるボタン、ソーシャルボタンが設置されています。LINEの場合は「LINEで送る」、Facebookの場合は「いいね!」ボタンがそれです。

LINEはつながりの深い人とのやり取りがメインのSNSですが、歯科医院のページを見た人や実際に通った人がサイトの情報をシェアしてくれる可能性があります。そこから新患獲得につながることも。

04. 歯科医院との関係がより深くなる

スマホページに予約フォームやマイページ機能をつけ、通っている人がそこから予約や予約状況の確認などを行えると、利便性が高まります。スマホだけで一連の確認ができるので、歯科医院との関係もより密になり、通いやすい歯科というイメージがつきやすくなるでしょう。

集患できるホームページの条件

モバイルファーストという言葉に流されないように

いくらモバイルファースト化を実現しても、患者の方に使いづらいページを作っても意味はありません。モバイルページに求められるのはいつでも、どこでも、だれにでも、簡単に利用できること。歯科医院なら患者の目線に合わせ、平易な文章で構成したコンテンツを提供する必要があります。

クリックしやすいテキストとテキストサイズ=見やすさ少ないクリックで目的を果たせるシンプルな導線、これらを意識してモバイルページを作っていきましょう。

利用しやすいサイトを目指す

患者さんにとって利用しやすいサイトとはどんなものでしょうか。

まずは来院につなげるという目的を考えれば、すぐに電話や予約ができるフォームの設置や、地図アプリとの連携が必須。患者を迷わせず、医院までエスコートすべきです。
こうした機能があるかないかで、集患数はだいぶ差が開くのでおろそかにしてはいけません。

細かい点を意識したページ作りを心掛ける

UI/UXを意識して、タップ・スワイプしやすい見た目を心がけましょう。

具体的にはボタンやリンクのサイズを大きめに作ること、それらをあまり近く付けすぎないように適度に離すこと、どこからどこまでがタップできる範囲なのかを明確にすること、スワイプできる部分はそのヒントをテキストや画像などでわかるようにするなど意識して配置します。

またスマホの画面はパソコンとは違い小さいので、デザイン設計だけでなく、情報設計も必要となります。
伝えたいことがしっかりと伝わるような構成と、探している情報が見つけやすい構成を意識しましょう。

まとめ

ここまで歯科医院のホームページにおける、モバイルファーストのページ作りについてご紹介しました。モバイルファーストの対応を行えば、SEOの観点から有利であるだけでなく、集患にとっても多くの可能性が広がります。
スマホページ化未対応の方はぜひ挑戦してみてください。