OVERVIEW

概要

人・仕事・環境の3視点で、

「ここでしかできない仕事」を伝える

国内最大手の特許事務所である、弁護士法人 志賀国際特許事務所様の中途採用サイトを制作いたしました。
日本の産業を支える、大きな責任の伴う仕事。それを担っているのは、150名を超える専門家 = “人” であることを訴求。「日本を代表する特許事務所の、ここでしかできない仕事」をコンセプトに、人・仕事・環境にそれぞれフォーカスし、志賀国際特許事務所だからこそ得られる仕事のやりがいや魅力を表現しました。
コーポレートサイトも同時に制作し、事務所全体を通したブランディングを行っております。

ご依頼の経緯

今回は、法人格の変更をきっかけに、コーポレートサイトとあわせた全面的なサイトのリニューアルをご依頼いただきました。現行採用サイトは約10年前に制作したもので、UIデザインが古く使いづらい印象でした。国内トップクラスの企業でありながら、その魅力や価値を求職者に対して十分に伝えきれていないのでは。固い印象のデザインで、風通しのよい社風が感じられないのでは。そんな課題感をお話いただきました。

MISSION

課題・改善提案

コンテンツの拡充とデザインの一新により、
所内の “見える化” を行う

業界の先頭を走る志賀国際特許事務所は、弁理士を目指す人であれば必ず一度は見に訪れるサイト。就職活動サイトから流入する求職者は多いにも関わらず、応募者の母数が増えないという点を課題として定義しました。
具体的には、情報不足により、仕事内容やこの会社で働くことの魅力が伝わらないこと。また、サイトデザインと社風に齟齬があり、風通しよく働きやすい印象が伝わらないことが大きな改善要素でした。
特許事務所と聞くと、お固い職業だというイメージを受けがちですが、初めてお会いした日から社員のみなさまの朗らかで協力的な姿勢に、とても温かい雰囲気を感じたという担当ディレクター。その雰囲気を新サイトで表現することで、課題解決につながるのではと考えました。まずは、職場の魅力を伝えるコンテンツの拡充をすること。そして、求職者に働きやすそうな印象を与えるUIデザインを実現すること。この2点を軸に企画設計を行いました。

PLANNING AND
DESIGN

企画設計

3つの視点と分かりやすい階層構造で、
情報を整理

「日本を代表する特許事務所の、ここでしかできない仕事」をコンセプトに、3つの視点で設計しました。

1つめは、人。
働く方へのインタビューや働く姿の写真を通して、所員の生の声を届けるコンテンツです。実際に働く人を通して、仕事の魅力と働く環境の実像を伝え、求職者に入所後の働き方を具体的にイメージできるようにしました。

2つめに、仕事。
「数字で知る志賀国際特許事務所」のコンテンツを新たに設置し、創立年や弁理士数、実績などを視覚的にわかりやすく伝えることで、国際的に活躍できるというイメージを醸成しました。

3つめに、環境。
どんな教育・研修制度があるのか、どんなスキル・キャリア形成ができるのかを求職者にイメージしてもらいやすいページを企画しました。
また、それぞれ分かりやすく階層分けすることで、求職者も担当者も使いやすい動線設計を行っています。

DESIGN AND
DEVELOPMENT

デザイン・開発

知財の可能性を磨き、輝く道を作る

国内最大という規模感を示すため、余白やコンテンツを広くとり、堂々とした印象に。
ホワイトやグレーをベースにした落ち着きある雰囲気のなか、ポイントにレッドを使用することでプロフェッショナルさも感じられるデザインに仕上げています。
また、メインビジュアルの原石には働く人を映り込ませることで、お客様の知財やアイデアをさらに輝かせる所員のイメージを醸成。
さらに、志賀国際特許事務所のイニシャル「S」をページ全体に大胆に配し、知財・アイデアを守る適切な道を探求し、開拓するイメージに。
所員の写真は、前向きな印象のポートレートを使用することで、それぞれの能力を生かしながら「ここでしかできない仕事」に取り組む姿を伝えています。

RESULT

Web制作の成果

サイトローンチ後、ご担当者さまより「所員から、とてもいいサイトだねと褒められました」と、お喜びの声をいただきました。
所員の方のポートレート撮影では、約10名の撮影をさせていただきましたが、別の方の撮影時間に「見学させてください!」といらっしゃる方もちらほら。
普段はひとりで行動することが基本のお仕事だからこそ、緻密な情報共有や、所員同士の交流の活発さを感じる場面に出くわすことが多くありました。
日本の産業を支えるために、所員同士も支え合うという、“人”を価値とする環境。そこにコミットできた事例になったと考えております。