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効果的なSEOライティングのために知っておきたい「情報の網羅性」とは?

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コンテンツのアクセスアップを図るときに、SNSなどの拡散とともに重要なポイントが、検索エンジンからの流入です。多くのSEOの専門家は、検索エンジンで上位表示されるために必要なものとして、読んだ人にとって役に立つという「情報の有益性」に加えて、「情報の網羅性」も重要だとしています。
この記事では、「情報の網羅性」がなぜ重要なのか、どのような情報を網羅すればよいのかを、実際に上位表示されている実例を検証しながらご紹介していきます。

情報の網羅性が上位表示のために必要な理由 

情報が網羅されたコンテンツとは?

まず、情報が網羅されたコンテンツとはどのようなものかを確認しておきましょう。
簡単に言えば、ユーザーが何かを知りたいと思ってキーワード検索をしたときに、関連性のあるものも含めて、知りたい内容がまんべんなく盛り込まれている状態です。そのページを見ることでニーズが満たされるため、さらに別のページを見に行く必要がなくなるようなコンテンツと言えます。

Googleが情報の網羅性を重視する理由

それでは、なぜ情報が網羅されたコンテンツはGoogle検索でも上位表示されやすくなるのでしょうか?
まず、検索エンジンの思考としては、検索してきたユーザーが知りたがっている内容が含まれたページを検索結果の上位に表示させたいと考えているはずです。しかし、ビッグワード単独で検索しているユーザーの意図は様々な可能性がありますので的確に判断することは容易ではありません。そこで、多くのユーザーのニーズに対応できるような、幅広く情報が網羅されたコンテンツを上位表示させるようになります。その際、全てのユーザーの検索意図に対応するのは実際は不可能ですので、最大公約数として、多くのユーザーが求めている情報がまんべんなく網羅されたコンテンツを上位表示させていると考えられます。 なお、Googleのシステムは、ユーザーのニーズを機械学習で判断しているようです。あるキーワードでユーザーが検索したときに、参照が多いページに含まれている情報が、ユーザーが知りたがっている情報だと判断していると考えられます。

 

網羅性の高いコンテンツにアクセスが集まる理由

もちろん、複合キーワードによる検索動向を分析して、そのニーズに対応したコンテンツを作成するという方法もあります。結局、検索が多い複合キーワードに沿った記事をまんべんなく作成すれば同じではないかと考えることもできます。ところが、一般ユーザーの動きはそう理想どおりになるとは限りません。

情報が網羅されたコンテンツがユーザーのニーズを満たしている背景には、一般ユーザーが検索するときの次のような状況も関係していると考えられます。

モバイルからの検索が増えている

スマホの普及によってモバイル端末からの閲覧が増加していますが、この傾向は長期的に続くと言われています。スマホからの検索はPCとは異なりキーボードもありませんので、単独ワードでの検索が多くなります。

複合ワードで検索するユーザーばかりではない

PCからの検索であっても、一般ユーザーのうち検索方法に精通しているのは全体の一部に過ぎません。複合ワードでの検索をあまり使わず、単独ワードで調べることの方が多いというユーザーもたくさん存在します。

 

このようなことを考えると、単独ワードを基本として、そこから想定されるユーザーの潜在的ニーズにまんべんなく対応する情報を含んだコンテンツは、より多くのアクセスが集まり、ユーザーの滞在時間も長くなると言えそうです。

 

情報が網羅された記事は本当に上位表示されるのか?実際の事例で検証

それでは、ユーザーが求める情報をまんべんなく網羅したコンテンツは本当に上位表示されるのか、検証してみましょう。

<事例1:情報システム分野>

まずは情報システム分野のコンテンツで検証を行ってみました。この分野の特徴は、非常に多くの情報がネット上にアップされており、競争が激しいカテゴリであるということです。

今回はセキュリティ対策において重要度の高い「マルウェア」で検索を行ったところ、1位に表示されたのがWikipediaのページで、それに続いて下のようなページが上位表示されていました。

 

https://japan.norton.com/malware-virus-difference-2041

 

記事の導入部分では、「この記事を読むことでマルウェア対策の基本を理解できる」といったことが書かれています。

実際に読み進めてみると、構成の流れとしては「マルウェアとはどういうものか」「どのように侵入してくるものか」「どのような被害があるのか」「マルウェアを防ぐためにはどうすればよいか」などが記載されています。

基礎的な情報から具体例や推奨される対策まで盛り込まれていますので、ユーザーが知りたい情報が網羅されたコンテンツであると言えそうですね。

 

<事例2:医療分野>

次に、多くの人が高い関心を持ち、一般ユーザーからの検索も多い医療分野について見てみましょう。今回は例として、「歯周病」をキーワードとして検索したところ、次のようなサイトが上位に表示されました。

http://hanoblog.com/periodontal-disease-treatment-2975

 

この記事は、横浜にある歯科医院のホームページのものです。「歯周病」というキーワードは世の中の関心も大変高いにも関わらず、大手企業や医療団体のコンテンツやWikipediaなどと並んでこの歯科医院のページが上位表示されていますので、よほど検索エンジンの仕組みにマッチしているということでしょう。

記事の構成としては、まず最初に歯周病とは一体何なのかという内容が簡潔に紹介され、メインはその治し方についてかなりのボリュームで書かれています。
「歯周病」というキーワードで検索する一般ユーザーは、その予防方法や治し方、症状の特徴や原因について知りたいと考えているはずです。この歯科医院の記事はそれらのうち多くを網羅していますので、ユーザーのニーズにまんべんなく応えられているのが上位表示の理由と思われます。

 

どんな情報を網羅すればよい? 基本はユーザーのニーズを満たすこと

今回2つの事例をご紹介しましたが、1つめの「マルウェア」については検索結果の上部に図のようにGoogleのナレッジグラフが表示されました。

単純に「マルウェアとは何なのか」が知りたいだけの人は、検索結果のサイトにアクセスせずにナレッジグラフだけで解決する可能性もあります。
一方、「歯周病」については、検証を行った時点ではナレッジグラフは表示されませんでした。はっきりとした理由は分かりませんが、Googleはユーザーの検索行動を学習した結果、「マルウェア」はナレッジグラフの記載内容で多くのユーザーのニーズが満たされるが、「歯周病」の場合はユーザーのニーズが単純ではなく、ナレッジグラフでは解決しないと判断しているのかもしれません。このようなことを考えても、やはりGoogleのアルゴリズムは単純な原理で一律に動いているわけではないということが分かります。
気をつけておきたいこととして、上位表示を目指して情報を網羅したコンテンツを作成するときに、「とにかくたくさん情報を網羅すればよい」「文字数をできるだけ多くすればよい」と単純に考えると、思うような効果が得られない可能性があります。やはり重要になってくるのはページに訪問した人のユーザー体験の向上ですので、検索してきたユーザーが何を知りたがっているのかをしっかりと調査し、ページの見やすさや表示速度などにも気をつけながら、盛り込む情報を決めていくべきでしょう。

まとめ

  • 記事コンテンツを検索エンジンで上位表示させるには、ユーザーが求める情報をまんべんなく網羅することが有効な方法の一つとなる。
  • 実際に世の中で関心の高いキーワードを検索すると、情報の網羅性が高いページが上位に表示された。
  • どのような情報を網羅するかは、ユーザー視点で考えて、的確にニーズを捉えることが重要。